タイトルの通りですが、わが家に野鳥が巣をつくりました。
家族が畑の野菜に水やりしている時にふと見つけたそうです。
人の頭くらいの高さの枝にあって、鳥にも猫にも狙われにくい絶妙な位置だと感心しました。
子どもの頃ツバメが巣を作ってくれたらと、家の壁に泥を塗って親に怒られたことがありましたが、40年ぶりに願いが叶いました。
親鳥がいない間に巣の中を見てみると、ウズラほどの卵が4つありました。
調べてみると、このサイズで柄が無い卵はメジロのようです。
親鳥をなるべく刺激しないように、そっと見守ろうと家族で話し合いました。
野生の習性なのか、親鳥は記録的な猛暑の中でも頑張って卵を温め続けます。
巣作りからヒナの独り立ちまで約1か月ということで、ちょうど子どもの夏休みの自由研究にぴったりです。
そう思って図書館で本を借りて勧めてみたけど、やりたく無いことを後回しにするのが我が子の習性です。
とにかく小さい鳥で、目の周りのリングも可愛くて毎日見ていると段々愛着が沸いてきます。
どうかカラスに見つからないでくれと祈るような気持ちでした。
甘いものが好物とのことで差し入れてあげようかと思いましたが、わざわざ敵を呼ぶなと家族に止められます。
見つけてから1週間ほどで2つの卵が孵り、その後4匹のヒナで巣の中はずいぶん賑やかになりました。
ヒナはイメージ通り、空に向かって大きな口を開けては餌をねだります。
力いっぱい震えていたけど、意外に鳴き声はしませんでした。
一番ビックリしたのが、ツバメと違って巣の周りを清潔に保つことです。
これも野生の習性で、敵に見つからないようにヒナのフンを親鳥が別の場所に運びます。
メジロの子育てはオスも協力して行うそうですが、たまにオムツを交換してドヤ顔する父親より偉いです。
そしてある日、家族が目の前で一斉にヒナが飛び立つのを見たそうです。
私はその日、一人で大阪・関西万博に出かけていました。
家族がメジロのドラマチックな巣立ちを目撃したころ、私は万博の空を見上げていました…
追伸:夏休みの自由研究も何とかギリギリで終わらせました。