去年の夏、ハーレーから降りました。この写真は、10年前くらい前に東かがわにバイクキャンプに夫婦で行ったときのものですが、キャンプ道具をフルスペックで積んで(特に焚き火道具は必須)、まるで夜逃げのような姿になってますね(笑、懐かしい)。主に夫婦のソロ旅行中心でしたが、ハーレー軍団でのツーリング(大迷惑)や、仲間とのバイク旅行など、自由の風を思う存分この鉄馬(05FLSTSC)と謳歌しました。九州、北海道、北陸、東北、近畿、中国、四国、和歌山…..そして、奥の細道の歌枕巡りと西国三十三箇所巡礼…..50代をともに生き、走り抜けた無二のマブダチでした(よく後ろに背後霊が乗ってましたが)。鮮やかにその時代の楽しい記憶を彩ってくれました。

ハーレーを手放すには相当の躊躇があり、ペットロスのように、ハーレーロスがどのようにのし掛かるのか、想像もつかないくらい不安でしたが、以外とすんなりと受け入れている自分がありました。本当は好きではなかったのか?物に案外淡白なのか?意外と心が強いのか?どれも違うと思うが、では??? 確信できたのは、「物は無くなっても、思い出は消えない」と言う事。(って、いい歳した男がしたり顔で言うことか?)

とにかく、新しいシンプルなライフスタイルへの第一歩を踏み出し、今まで着込んだものを一枚一枚脱ぎ捨てて、一体自分は何者なのか?と、

また、新しい旅に出る〜(伊藤忠のCMタッチで)