『生誕120年 山沢栄子 私の現代/What I am doing』
2019年5月25日(土)~7月28日(日)
西宮市大谷記念美術館

写真でこんな表現ができるなんて!
と若かりし頃の私が衝撃を受けた写真家、山沢栄子(敬称略)の生誕120年を記念して「私の現代」展が開催中です。

駅のポスターで開催を知ったからよかったものの、もっと大々的に告知してくれないと見逃すところでした。
そして、ぼやぼやしていたら、開催期間も終わってしまうので、どんよりと蒸し暑い某日に急いで行ってきました。

「私の現代」シリーズはもちろん、戦中、戦後のポートレート作品や関連資料も展示されています。
1955年に写真の師に招かれ、ニューヨーク滞在した際に撮影された写真なのですが

邦題:ビルディングの窓2

英題:A Study in Perspective
だったり

邦題:街角の女学生

英題:Reflection
だったり

と実際の作品を見れば「なるほど!」と頭の中に感嘆符が現れることでしょう。

そして今では見ることができないであろう過去に出版された「遠近」などの写真集も手に取って見ることができました。

そしてそして、大谷記念美術館ならではの展示(同時開催)が津高和一(敬称略)との親交でした。
(大谷記念美術館は津高和一の作品を所蔵。津高和一は阪神淡路大震災の犠牲になりました。しかも同美術館で個展を開催する準備にとりかかっている最中の被災死)

これだけの規模の展示はなかなか見られるものではないと思います(次は10年後の生誕130年記念?)。
ご興味ある方はぜひ。

※ぼやぼやしていて見逃したら
2019年11月12日(火)~2020年1月26日(日)
東京都写真美術館
にて巡回展示があるみたいですよ。