初夏の訪れを感じるGWに、たっぷり雪が残る北アルプスに出かけました。
この時期はまだ富山県の登山道が開通していないので、アプローチが長い飛騨側から登ります。
夜明け前から8時間登って、やっと目的地である黒部川源流の稜線に辿り着きました。

ここにテントの代わりに雪の家をこさえます。イグルーというエスキモーハウスの簡易版です。
スコップとノコで雪のブロックを切り出して、ひたすら螺旋状に積んでいきます。
建築に日没までかかりましたが、なかなかしっかりと仕上がりました。
このわが家に二泊して薬師岳に登ったり、雲ノ平や北アルプス最奥の山々を眺めたりして過ごしました。

初日は登山と土木工事ですっかり体力を使ってしまい、友人が言うにはまるでのび太のような速さで眠りに落ちたようです。
でもやっぱり寒くて、夜中に何度も目が覚めてしまいました。
イグルーづくりはもうやらないかなと思いましたが、日常に戻るとまた恋しくなっています。
きっとまたやるでしょう。