少し前の10月のこと、連休を利用して北アルプスの剱岳に登りました。

一般的には富山県の立山駅からアルペンルート経由で登りますが、
今回はその反対側、北アルプス三大急登のひとつ、早月尾根を選びます。

初日は台風通過後の影響が残って終始雨…
まるで修行のようなツライ休日になってしまいました。

冷たい雨の中、体力を削られつつ高度を上げ、後半の岩場は慎重に通過します。

苦労して山頂に立っても何も見えず、全くもってドMな気分ですが、
登山客もいないので雷鳥をよく見かけました。

夕方からやっと晴れてきて日本海側に雲海が広がり、期待通りの景色になってくれました。

翌日は申し分のない秋晴れの中、終盤ギリギリで山の紅葉を楽しむことができました。

そのまま大日三山を縦走して、日本一の落差を誇る称名滝を目指して下山。

雪解けや雨上がりなど水量が増えた時だけ、右側にさらに長い幻の滝が現れます。

初日は悪天候でこたえましたが、久しぶりに長い距離を歩けて良い旅になりました。

次はいよいよ雪山シーズンです!