「集水器」って聞きなれないと思いますが、軒どいに集まった雨水を集めて、

縦どいに流す「じょうご」の役割を果たすパーツのことです。

 

昨年の台風でたくさんの屋根の瓦が飛ばされ、いまだにブルーシートのままのところも多く、特に私の住んでいるところは駅前にコンビニもない田舎で古い日本家屋が多々残っています。

そこで駅に向かう途中、目についたのが茜色に輝く樋(とい)でした。今まで樋など気にしたこともなかったのですが、新しくされた樋は輝いておりました。

特に雨どいのかなめとなる部分を集水器と呼ぶそうなのですが、集水器は工芸的にも凝ったものがあるのを発見した次第です。

写真の集水器は、「いぶし雨樋、匠シリーズ」の「あじろあんこー」とよばれるもので、竹細工のデザインが趣をかもし出します。このパーツだけでも数万円の商品なのです。年月を重ねると渋い青銅色になってきます。

それ以来、建物の樋に目がいくようになり、樋の飾り物や、塀の飾り物にも興味を持つようになりました。

ご近所の家を見ると雨の道(建物に降る雨を流すルートをそう呼ぶらしい)や瓦の装飾に目がいく次第で、神社仏閣ならなおさら工夫がこらされているのだろうと、出かけるのを楽しみにしております。

二枚目の写真は、二条城の東大手門。立派な樋が門構を引き締めています。

皆さんも通勤途中スマホをしまって、上を見ると新しい発見があるかも知れないですよ。

 

 年月が過ぎると

 大黒さんも鎮座

 恵比寿さんもいます